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某有名喫茶店のキッチンのバイト

某有名喫茶店のキッチンのバイト



私は専門学校へ行っていた時に、神戸の三ノ宮にある有名な某喫茶店でアルバイトをしていました。
一杯700円のコーヒーがあり、豆を店で売っているような本場の喫茶店です。
そこのキッチンの皿洗い全般を1年ほどしていました。
そこの喫茶店はとても人気があり、回転率が凄まじいです。
なのでそれに比例して当然ながら皿洗いの量も増え、速度が重視されます。速度は重視なのですが、もちろん綺麗に洗わないといけません。いかにして洗い残しがなく、そして素早く洗っていくのかが問われます。
そのため個人個人で自分の一番速く洗える洗い方を考えていかねばなりません。
本当にスピードが問われます。少しでも不覚を取ると洗い物が私の目の前に山積みになってしまうのです。
山積みになると「ホールの奴らに負けた」と言われます。
目の前に皿が少ししかなければ「キッチンの勝ち」という面白いやりとりがあります。
「ホールの奴らに負けるなよ」と良く言われました。
土曜、日曜なんかは「今日は戦場だぞ。気を引き締めていけ」と良く言われました。
一応速く洗えるやり方というのは基本的には決まっているのですが、そこから自己流を編み出していかないといけません。人によって個性があるからです。
最初のほうはホールの人達に負けてばかりで山積みになって、途中で交代して助けてもらっていましたが、そのうち自己流の一番速いやり方を編み出し、なんとか追いついていけるようになりました。
皿洗いだけでなく、生クリームを作ることもします。
なんと、ここでは生クリームを作る時に機械を使わないのです。ここまで回転率が凄まじいにも関わらずです。
とにかく味にこだわっているようで、生クリームは手でかき混ぜると機械では出せない味が出るようなのです。だから機械を使いません。その代わり、20分以内に生クリームを作らないと間に合いません。
最初のほうはヘトヘトになりながら全速力で混ぜても30分以上かかていましたが、そのうち筋力がつき、20分でまわせるようになりました。
また、閉店までのシフトに入った時は「しょうぶ」というのがあります。
それはすのこを洗う作業のことを言います。
すにことはキッチンの下に置かれている木の細かく割った竹を横に並べてすだれのように編んだ物です。これを洗う時に「しょうぶいきます!」と言います。
これも全速力で洗わないといけません。
とても忙しくて大変な仕事場でしたが、みんな良い人で、若い人ばかりなので良い青春時代となりました。